そこが知りたい!越谷市議会 感想

 今回、特別講座で初めて司会を仰せつかりましたが中々時間の配分が難しく、マネージメントを出来ない自分を感じました。後、市民活動団体へ電話掛けを行った際は予定があるとの事で全て断られました。もっと早く連絡をした方が良いと感じました。ただ、今回、自身が代表を勤めさせていただいている請願活動団体の仲間にお声掛けをして参加して頂いた感想としてとても良かったので、次回は人を誘って参加したいとのお言葉を頂きました。又、意見交換会は活発な議論になったと感じました。私のグループの意見で「審議会は答えありきの形だけ。」と云った内容の意見もありました。これは執行部の自由を許していて議会、執行部の関係がゆるいと思います。それは当たり前です。議員の発言で揉めていますから。議会が一体感になれていない事も意味していると感じます。ですがそれも議員を選出している市民の責任を感じました。
小口(小口 高寛)

 政経セミナー主催で、昨年の市長選挙の準備段階でも、市会議員による公開討論会的な講座を開催したが、その時の市政のテーマの討議をさらに深めようとした。
政経セミナー賛同の市会議員6人全員が登壇することにより、「統一ローカルマニフェスト2011」への一定程度の理解と問題意識の共有観を可視化することに成功した。またコーデイネイターの原口氏との事前打ち合わせを通して、さらにテーマの問題を明確化したうえで、各議員の見解を披瀝することにも尽力した。
さらに、参加した市民は、市長や会派や議員個々人の考え方の違いを、それぞれの議員がどの様に表現するのかも体感する事が出来たことは、これまでの政経セミナーの特別講座の蓄積でもある。
つまり、議員や議会が市民から検証される公共空間の中で、市政の単なる事実の羅列にととまらず、そのテーマの捉え方が議員の説明能力の多様性によって市民は自らの判断基準を持てると言う事であり、やはり議会側からの発信が大きな意味を持つと言う事だ。
 しかし、越谷市議会では曲がりなりにも、市議会主催の市政報告会が昨年開催されたが、議会や議員の多様性をむしろ封印してしまう傾向になっているように思える。
 そして、この多様性の披瀝や発信について、違和感をもつ議員も残念ながら存在しているために、様々な軋轢も生まれている。
 勿論政経セミナー内部にも、同じ構造的な問題が露呈しており、来年の市会議員選挙を前に、市民への対応はプラスでもマイナスでも考えざるを得ない時期にはいっており、思った以上に辻事件や懲罰動議の提出は大きな市民的影響を持つことになる。
 さらに、本来の議員の責任である、議案への賛否の姿勢やその理由の説明能力にも、市民は投票の判断材料としていく空気が漂い始めている。
 財政問題がもはや旧来の枠組みでは、どうしようもないという現実が突き付けられており、中核市への移行、第3庁舎問題、平成26年度予算、敬老祝い金など、どれをとっても議員の判断が強く求められている。
 それは、広く市民一般という問題の立て方でなく、それぞれの議員と支援者、後援会との関係性を、上記の説明能力や舞台設定という議員の姿勢如何によって決まる、とも言える。 その意味では、6人の賛同議員は次回以降の特別講座にスタッフや参加者を後援会の中から参加させることが出来るかどうかが、問われている。
 結果として、選挙運動を有利に展開できる条件をも作る事になるはずだ。
白川(白川 秀嗣)

 6名の議員によるクロストークは、ローカルマニフェスト理念という一定の基準が設けられ、各自思いがある物の、方向性がそろった発表内容でした。財政や市民参加について、ここまで同一基準で話される事は、越谷市では皆無であり、新しい一歩に間違いありません。
今回は特に、市民からの質問や意見に全力で答え考える姿勢が伝わったのか、市民の考え方や参加方法に変化をもたらしました。新しい参加者でも抵抗なく「みんな」で考える事が出来た事には驚きです。
議題については、議員定数や報酬の削減に慎重な意見も多く、「市民全体の為」に何が重要なのかを討議する前向きな姿勢でした。「議会への怒り」だけだった従来の市民参加を市民自ら覆し始めたのではないでしょうか。その事を踏まえると、敬老祝い金の削減やツイッター問題など様々な越谷市の「うねり」が、統一ローカルマニフェストの進化につながっていくと確信しています。
岡田(岡田 英夫)

 テーマが「そこが知りたい!越谷市議会」という事で、身近なテーマのため、参加者も積極的に参加し意見交換ができました。
 中核市移行や第三庁舎建設・本庁舎耐震化などについては周知や説明がたりないと改めて感じました。議員としての説明や周知についてもまだまだ足りないと感じました。
参加していただいた方々は、中核市移行や第三庁舎建設・本庁舎耐震化など諸問題のいきさつ等を理解していると思いますが、一般の市民の方は何も知らずにいると思います。
 先日、私の妻が市役所に訪れた際に、市役所に行ったけど何を工事しているの?と聞かれました。家庭内で第三庁舎建設の話はしたと思いますが気にせずに聞いていたのかもしれません。はずかしながらこんな状況です。
 また、グループ討議の中で、審議会の話題になりました。各審議会の経験者の方がいらっしゃり、貴重なご意見も聞かせていただきました。
 今回は議員同士がフリートークを行い、原口さんにコーディネーターを務めていただきました。運営委員以外の方にコーディネーターを務めていただくのも新鮮味と緊張感があり良かったと感じました。
 最後に、今回は議会開会中の開催ということで忙しかった感じがしました。
武藤(武藤 智)

 今回の政経セミナーは外部講師を招いての勉強会ではなく、政経セミナーに参加をする超党派の6人の議員が登壇して、市政の問題点や課題点などに対してどのような見解を持っているかを披歴しあう会となりました。
 政経セミナーでは、平成23年4月の統一地方選挙において統一ローカルマニフェストを掲げ、それに賛同する候補者が当選後にそのマニフェスト実現のために活動を進めています。そういった中では、考えが一致している点もありますし、一致しない点もあります。
 今回は4つのテーマ(事前の広報では5つのテーマが記載されていましたが、1つは省略されました)について、議員から約10分程度ずつ現状の報告がなされ、その後議員から個別に意見が出されました。
 参考までに4つのテーマとは、
①中核市になるとどうなる?
②第三庁舎建設と本庁舎耐震化は?
③議会改革どこまで進んだ?議員報酬や定数削減等をどう考える?
④越谷初!市民共同発電スタート
です。
 後半ではいつものようにそれぞれテーブルごとのグループ討議が行なわれました。その報告を聞くとテーブルごとにどのような点に興味関心を持ったかの違いもありますし、仮に同じようなテーマで議論がされてもその経過や結論などはそれぞれに異なっています。
 こうように、市民に情報を発信し、その情報をもとに考え、さらに他の人はどう考えているのかを知るということは非常に重要です。
 自治基本条例には市政についての基本原則が3点示されていますが、そのうちの一つである「情報共有の原則」、これをきちんと行ない、行政や議会だけで考えて決めるのではなく、市民に情報を開示し、しっかりと意見を聞く、その上でより良い案を練って決めていく、ということの大切さを改めて感じた次第です。
菊地(菊地 貴光)

 4項目についてパネルディスカッションが行われ、①中核市移行、②庁舎問題、③議会改革は活発な討議が行われ、④太陽光発電はまちづくりの方向性、理念が示された。
①中核市移行、②庁舎問題は、政策の是非よりもその政策を市長・議会・市民の合意で作るためのプロセス上の問題が明らかにされた。市長が中核市移行のディメリットがないと言っていること、第3庁舎問題を当初予算ではなく補正予算として出したこと、複数の選択肢を提示せず一案のみの提示で、しかも市民に説明して合意を得ようとしないことは自治基本条例からも問題であることが明らかにされた。③議会改革の推進力と抵抗力は、議員と市民の関係をどう作っているかの違いからくるもので、選んだあとはお任せで良しとする関係と、選んだ結果を検証する関係作りの違いであると思う。前者の関係では「敬老祝い金」のように、利害が自分の身近なことに直接及ぶことも実感されることになり、そこから討議の場への参加が始まったことと繋がっている。④では大袋幼稚園のプロジェクトから始まるエネルギーの地産地消に市民が関わることの意味が話され、市民が自分で出来る小さなことをやることが、大きな力を生み出すことに繋がると思った。
岡村(岡村 宣夫)

①中核市移行が既成事実として浸透し始めている。
②第三庁舎建設が始まっていることを知った。(もうちょっと効率的な方法が…)
この関連する二つの事業における市民合意(人・モノ・金が費やされること)の手続きの不備が可視化されたが、「時すでに遅しの感」であり、残念でならない。
市長選結果が下され、市長は市民の合意を得られたと勝手に思い、昨年を上回る予算案も可決されることになれば、さらに“過信と錯覚”の道を突っ走っていく事だろう。
 この状況下で語られる議会改革や市民自治、云々などという言葉遊びに興じる議会、議員の不勉強さと見識の違いは選びたくても選べない結果の選ばれし者の姿ではないだろうか。しかし、超党派議員が一堂に会する場はどこにもないし、参加議員も他流試合をさせられる空間は苦痛でこそあれ、決して楽な時間ではないはずだ。
この空間を民主主義の深化の過程とするためには、来年行われる統一地方選の結果を待つことになるのだが、市民の前に登場した参加議員諸氏の一人として落選させるわけにはいかないのである。政経セミナーに集った議員と落伍していった議員のその後をよく見て行こうではないか。
 民主主義の深化はすべての地方自治体で一進一退しながら今日を生きているのであろう。越谷の政策決定過程の不透明さと毎年膨張し続ける予算をそもそも論で市民に説明しないで執行し続ける首長と、いろいろ言いながらそれを追認してしまう議会は、分権改革や市民自治とはさらに隔たりを大きくしていないだろうか。また議会改革の大方の現状は、市民と共有できていない段階だとされている。自治体議会の活動や仕事ぶりが理解されていないための、市民の無関心、低評価、定数や報酬問題は、もっぱら削減方向での改革論につながってしまう。これらは双方にとって不幸であり、さらに「開かれた議会」から遠のいてしまう。議会も「議場に来れば傍聴できる」ではなく、例えばインターネットで参加できるライブ中継や市民との討議空間を作る報告会開催などの
努力をしてみてはどうだろうか。市政に関心のある市民が集う努力を無駄にしないための第一歩になって欲しいと熱望する日曜日であった。
西川(西川 孝一)

 今回は小林議員もご登壇頂けるということで、会派を越えた開かれた議会が小さな一歩ですが進んだように思います。小林議員はこれまで参加者側に居られたため、数回会話をすることはありましたが、議員としての姿が見られたこと、市についての広いお考を聞くことができたのは大変良かつたです。同会派の江原議員の継続した呼びかけがあったからこそ、参加者側から運営側に回って下さったのだと思います。会派を超えること、超えて頂くことは大変難しいことですが、今後更に開かれた議会となるよう継続して政経セミナーとして行動していきたいと思います。
今回は駅頭でチラシを頂いたからと初参加の方が数名お越しになり、越谷市の問題は全く知らなかったそうですが、最終的には中核市問題や本庁舎問題について知ったことを広めなくてはという共通の危機認識を持つことが出来ました。
継続しての参加を呼びかけることはもちろん、初参加の方を今後増やすことも大切ですので、ディスカッションなどでこの問題はどういうことなのか、どういう意見があるのかを説明出来るよう、運営委員全員が共通して一定の知識を持つ必要があると感じました。
②取り組み段階での改善点
今回、市民共同発電の呼びかけに徹しましたので、政経セミナーの呼びかけは全くしませんでした。
小口運営委員が私の知り合いに呼びかけたことを後から知り、次回は私からも電話で呼びかけをします。
駅頭での呼びかけですが、今回一定の効果が出ました、継続して続けるべきと思います。ただ、中央市民会館で行なうため、毎回参加者も周辺の市民に限られているようですので、北部市民会館や地区センターなどに開催場所を移したりすることも必要なのではないかと思います。
③周りの参加者からの感想など
初参加の方から、「長く市役所周辺に住んでいるが建て替え問題があることを初めて知った。住んでいるだけでは何も知ることはないので、今後もチラシやこういった講座などで教えて欲しい。今回知り得たことは家に持ち帰ってみる。」とのご意見がありました。
また、南越谷に住んでいる男性は、参加しているお茶飲み会で偶然辻議員のtwitter問題を知り、本日もいらしたとのことで、知らなかったけれど、知ったからこそ今度のお茶飲み会で話してみるとおつしゃっていました。
参加された市民の方は元々興味関心がなかったけれど、知ったことでなんとかしなければという意識が燻りだし、市議会議員選挙を1年後に控えた今、更に開かれた越谷市を作っていかなければならないと思いました。
名倉(名倉 瞳)

ツイッター問題から敬老祝い金条例変更議案の報告後グループ討議へ移りました。メンバーの声はさまざまでした。第3庁舎から本庁舎、そして行政からの市民説明が発信していても届かない理由があるのではないか。との意見が私は強く心に残りました。「例えば他自治体では月に3回の自治体広報を出ているところがあります。」という意見です。そういえばかつて越谷は広報を月に2回出されていました。うつかり読み忘れた記事も後の広報で確認していた事を思い出しました。何事も繰り返しをすることで記憶や学びがしっかり定着され問題も少なくて済む。何処かで誰かが大変でも重複しても、必要な事があるのかなあと感じる貴重な意見に感謝をいたします。
小林(小林 豊代子)

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