埼玉政経セミナー 第3回 市民検証大会報告

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埼玉政経セミナー 市民検証大会報告
                        平成30年10月9日 事務局長
・日時:平成30年9月29日(土)18時30分
・場所:市民活動支援センター A会議室
・出席者:18名
1、 開会挨拶:白川秀嗣・新代表

2、 2017年度活動報告 1)全体総括報告:辻 浩司・前共同代表、2) 分科会報告 ①「豊かさ」分科会:寺島義人、②「公共」分科会:小口高寛、③「しくみ」分科会:山田裕子
  コーディネイター 辻純志郎
3、 テーマ「数値目標の達成度ではなく、市民参加はどれだけ進んだのか」

4、 質疑応答・討議
・今回の検証大会は従来2回の検証大会と違って、公約がどれだけできたかできなかったかの点数や〇×△検証ではなく、又運営委員の報告対会場からの質問と応対の進行でもなく、マニフェストをコミュニケーションの道具として使いこなすことを巡って、静かだが激しい論議として進行した。

・例えば本年で三回目の主催者側となった「子供きらりん」に参加した総括では、チームリーダーから個人的見解も提出されたが、チームとして参加したからこそ見えてきた関係つくりの反省材料(「お母さんたちとの関係はなかなか進まなかった」という反省)が、率直に報告されその教訓を共有化したいという発言が他のメンバーからあった。

・停滞論や解散論議の底にあったもの。新たな格差と貧困が広がる中、市民一人一人が生活や地域の困りごとを 他人事ではなく(行政や議員におまかせでなく)共通の課題として受け止めるためには、今までの慣習や価値観の転換が必要で大変な事である。そのためにより多くの市民が政策実現に参加するための道具としてマニフェストがある。しかしその実践の多くは前例がないだけに失敗の連続でもあった事。こういうことに向き合う論議が、停滞論議や解散論議だったことも明らかになった。

・次世代に何を伝えたいのか。「おひさま発電」で太陽光発電設備を西方小学校の屋上に設置し、その後、当該校で5年生の生徒を対象とした自然エネルギーの実験を行い、その後5年生全員を対象の課外授業の要請を受け、現在準備中だ。次世代へ伝えたい価値観はこの様な活動を通して伝わるとの実践報告がされた。

・会場はこうした論議を受けて、愛想うなずきや、冷笑や、茶化しとは無縁な 「じっと聞いている」雰囲気(昨年の総選挙の際、秋葉原等で安倍演説をじっと聞いている雰囲気)だった。この雰囲気があったからこそ次から次へと当事者意識のたかまりを吐露していく連鎖のような発言が続き「地域で関係者との合意をとるのは困難が伴うが、小さなことからまず持ち込んでみようよ」という会場からの市民の発言が締めになった。

5、 まとめ:白川秀嗣・新代表
・こんなにマニフェストに関して真剣な議論を行っているところは既存の政党を見回しても見当ら
ない。意見の違いや対立を生じる中で、会話から対話への苦労があったからこそ次の課題が見えて
来る。市民自身が地域をどうしたいのか、どういう方法で行うのかの共有感を作ることによって、
私たちが望む地域を作っていくことが出来る。来年の統一地方選挙は審判する市民はどの様な判断
材料を持つべきなのか、10月26日開催の特別講座はその事がテーマになる。
以上

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