第11回特別講座参加者感想文

増大する医療ニーズ病院に求めるだけでは解決しない

①当日の感想
 本田先生は、日本では情報操作があり、NHKだから、新聞だからと安易に信じてしまうのではいけないということでしたが、本田先生の上げていた情報も精査しなければならないのではないかと思いました。「日本人の人口10万人辺りの障害リスク」のデータから、予算の使い道から医療崩壊阻止など夢のまた夢ということは正しいと思います。ただ、BSEなど、予算配分が大きいからこそ死亡者が少なく、税金が無駄に使われているとは一概には言えないのではないかと思います。また、出産に掛かる費用についても、車で500万円使うのは当たり前なのに命の重さが40万というのは高いでしょうか?ということでしたが、私は高いとも言えると思います。これだけ少子高齢化と叫ばれていて、子どもの数が少ないからたくさん産めとばかりに出生平均を挙げられ、周囲から結婚は?出産は?と矢継ぎ早に聞かれ、また中学生までの子どもは学費も医療費も無料などという政策が取られている中、始めの一歩にドカンと頭金を払うことになるのは、無責任な出産を推奨され、無計画に子どもを量産させようとしている社会に生きる中では費用を準備する間もないと思うからです。また、年収が200万円を下回る非正規雇用(若者に限らず)が多い中、明日の生活も分からないのに万単位のお金を捻出することは難しいのではないでしょうか。だからこそ本田先生の仰るような低所得者層の気持ちがわかるわけがない高所得の高学歴政治家ばかりが生まれてしまうのではないかと考えます。(所得者の方が出産数が多いのかは調べていませんが。)
 また、本田先生は「議員の方にもっと話を聞いて欲しい」ということでしたが、聞いてもらえないから聞いて欲しいというのは分かりますが、議員が聞いてトップダウン式に市民の生活を変えようとするのでは市民は納得するのか、理解しようとするのか、疑問です。市民同士で話を聞く方が受け入れやすいので、話を広める市民を育成する方に重点を置くべきではないか、また政経セミナーの理念からもズレているような感じがすると少し首をかしげました。
日本国内で、埼玉県が一番医師の数が少なく、先進国の中でも高齢化率を考えると以上に少ないということは今回初めて知りました。医療現場の忙しなさは医療現場で働く知人やかかりつけ医から聞き及んでいましたが、一刻も早く、次世代の医師を育成し、法律度外視の重労働をしなくてもいいようにしなければならないと思います。そのためにも費用の捻出が不可欠ですが、一部の方の遊びに使われている税金は我慢をして頂き、未来のために投資をする財政規律が必要です。
②周りの参加者からの感想など
 ディスカッションのメンバーはほぼ医療関係の方で、今回の話はわかりきっている、再確認したといった感じでした。ですので、持ち帰って周りに広めよう、共同体の一員としてどうにかしようといった、未来の子どもたちのためにという議論はされませんでした。
病院は悪くない、悪いのは現場を見てない行政だといった感じの感想が多かったように感じます。医師・看護師がもっと働きやすい場を作ってもらう、何年かは越谷市に勤めるよう規制をかける奨学金制度を作るなど、やってもらうことが中心に感想・意見として出ていました。それを実現するために、増税してもよいとは思っておらず、世界的に見て多く税金を注ぎ込んでいる分野から医療・介護に回すという考えです。
市民としては、大きい病院ばかりに行かず、近くの個人経営のところに行くようにするなどかかりつけ医を持つことが大切どよね、という意見がありました。
【名倉 瞳】

今回の特別講座についての感想は、求めるだけの当たり前の先は人は疲弊しやる気も奪はれて行くのではと感じました。多分、現代は技術の進歩が進み品質に対してもバラつきが少なく、自身のお金を払うとそれなりの商品が手に入る感覚を医療に感じているのではと思いました。人の手で行う事に対して完璧を求める受益者の姿を感じた気がしました。又、人が行う労働力が軽く、機械的に扱われているのかとも思いました。後、本田先生の面白く伝えないと聴いてもらえないと云う事が書いてあるインタビューの記事を拝見しましたが何か違和感がありました。なぜ、将来、あるであろう病気等になった時、苦しむ自分達に対し、自分達の生きる事に手助けをして頂く方が解りやすく伝え様とする事をするのか。多分、私達の多くは自身の事も人任せで生きているのかなと思いました。私は自身の出来る役割の中、共に参加し、考え、創って事の行く当たり前の先の必要性、『感謝、お互い様』を信じたいと思いました。
 次にグループ討議ですが現役看護師の方の言葉が今でも残っています。看護力が無い方が多いと云う事と、生きる事に対しは教えるが死に対しての教えは少ないと云う事です。その事は少なくともメリットだけを見て、デメリットに対して伏せてきた事に共通する事と感じました。どちらの事も背中合わせである事が私達の生きて流れて行く時間に存在するものと思います。お金を払うとご飯もコンビニエンスストアーで手に入る今、医療や看護や介護もお金で解決するのでしょうか。私は自分らしい生き方を求めるなら、人との触れ合いで感じる感覚も忘れてはならないと感じました。
【小口 高寛】

第1期~第2期への政経セミナーは、「国から地方へ」課題が移行している点が印象的です。特に第7回の高橋市長「中核市移行の現状と展望」以降、未来へ投資する社会への越谷市の対応について、1)自立しようとする市民とは、2)地域振興を目指す農業従事者から見た農業問題、3)地域のエネルギー問題、4)医療現場の現状報告、となっており第11回本田先生による医療の地域間格差と埼玉県全域の現状報告は、3・11以降自然災害対策だけに焦点が移って行く日常生活に、違った視点の課題として医療現場の真実の声を聴くことになり、増える一方の医療ニーズと、追いつかない医療行政をどうして行きたいか、の問いに市民がどのように声を上げていくのかの問題提起を迫られたと考えています。
 埼玉県の医師不足の実態や、医師不足と医師の偏在が同時進行で起こっていること、勤務医の多重な過重労働、医療提供の量・質の低下、国民皆保険という幻想、全てがマイナス回転していることで、患者・医師・医療従事者が共に生きる価値観を共有できない危機感は、3.11で被災地が見せた絆とは何だったのかを、思い起こさずにはいられない。
 行政がいう中央省庁との乖離がある以上、地方自治体として市民との協働作業を明確に指示・要求する指導力発揮が必然ではないだろうか。
【西川 孝一】

医師不足ということを改めて実感しました。特に埼玉県は医師不足が深刻であるという事がわかりました。本田先生のお話を聞き、医師の皆さんの労働形態の過酷さなどを知る事ができ勤務医の大変さを痛感しました。しかし学会などでは医師の増員は必要ではないなどの意見があり医師の増員に理解が得られていないなど、この世界でも既得権争いがあるのだということもわかりました。
 また、テレビや新聞、雑誌等メディアの情報操作により私たちも間違った認識をさせられているというお話を聞きました。一部分だけを取り上げ、医師は足りている、諸外国のデータとの比較を都合の良い部分だけを取り上げるなどの情報操作があることも理解出来ました。
 このようなお話を聞いて思うことは、早々に何らかの手を打っておかないと将来医師不足が、より一層深刻になってしまうという事です。
 また、看護師不足、確保も重要であると再認識しました。わたしたちのグループでは、市立病院の看護師の皆さんはとても忙しそうにしている、看護師の仕事を看護師以外の人に分担して、負担を軽減してあげる方法もあるのでは、という意見がありました。一方、看護師の仕事を分担していまうと、責任問題の所在や看護の質が低下してしまうのではないか、といった不安の声もありました。
 また、救急車の適正な呼び方などを市民へもっと周知し、タクシー代わりにならないように徹底すべきとの意見がありました。
 総括としては、日本の医療の現状を市民がもっと知るべきである。地域にもどってもっと広報すべきと思いました。そして医療や病院、救急車の利用に対しての、地域のしくみや行政サービスのしくみを、時間をかけて構築していくべきであり、患者の意識を変えて行かなくてはいけないと感じました。
【武藤 智】

今回の参加の電話かけでは、テーマとサブタイトルを言って、病院長がこのように(病院に求めるだけでは解決しない)私たち市民に提案しているので、市民の立場で一緒に考えましょうと呼びかけをした。相手方の人の多くはテーマとサブタイトルから大体のイメージを持っており、大切なことなので参加したいと思っている人が多かった。
ただ、私がイメージしていたことは、救急車をタクシー代わりに使うような市民のことや、何でも市立病院に行けば何とかなるという市民意識、治療の結果死亡や副作用をもたらす事故発生時の対応をどう考えるかという、病院と市民の相互関係にポイントを置いたものであった。
本田先生の話は、医師数が不足しているということを、様々な側面からデータを示して訴えるものであり、この問題は医療分野に特定される問題ではなく、日本社会のあらゆる分野に通底する問題であることを示すものであった。情報をどのように読み取り、どう判断するかという一人ひとりの思考形態の問題である。
私は「医療費亡国論」を読んではおらず、社会の高齢化により深刻な問題になることが想定されるという程度の理解であったが、この発想を基に展開する医療政策が最近取り沙汰される緊急医療事故の問題に深くかかわっていることを知った。そして実際に起きた事故の原因とその背景について、マスコミ報道で分かったように思っていたことも事実である。本田先生が言う“甘ちゃん”であるが、ここにいたのでは社会を良くすることはできない。
今取り組んでいるローカルマニフェストの検証に関して、現場がどうなっているかのレベルをキープして取り組みたい。
【岡村 宣夫】

済生会栗橋病院の本田宏先生の講演が以前にも聞いたことがありますが、今回講演を聞いて医師不足の解消になかなか至らない理由が分かりました。
医師不足を解消するために議論、これを行なう国の審議会のメンバーが医師不足を感じてはいない大学病院や大規模病院の関係者で構成されているということです。
問題意識を持たなかったり、あるいは本来の問題とは別のことを問題視する、大学病院や大規模病院の関係者がいくら議論をしても問題解決には至りません。このことは全く畑の違う分野での問題でも結構あることですし、単に国だけの話ではなく、市レベルでも往々にしてあります。
この部分に抜本的にメスを入れなければ、医師不足の解消には手がつかないのではないかとも感じました。しかし、そのことを声高に叫んでも直接医師不足が解消されるわけではないので、現状の人員の中でどのように日本の都市部から人口の希薄な地域まで含めて各地の医療環境を再構築するかという議論をする必要があると思います。
【菊地 貴光】

先の衆議院議員選挙に引き続き、6月の都議選でも極めて低い投票率が続いていています。恐らく7月の参議院選挙でも同じ傾向になることが予測されます。
何故市民は投票場に足を運ばないのか、運べないのか。
「政治不信」がそうさせている、と言う単純な事ではないような気がします。
もし、「政治不信」が決定的な原因だとすれば、3年半間前の政権交代の衆議院選挙から今日までの、政党活動の未成熟は勿論のことですが、むしろ市民の政治参加の問題を抜きに語ることはできないのではないでしょうか。
 それは、この間政経セミナーが一貫してテーマとしてきた「越谷はどうなっており、どうなりうるのか」を、様々な領域での課題を取り上げて全体化してきた事に、大きな蓄積を見出すことが出来ます。
 つまり、これまで市民は「受益と負担」の問題を、一方的に政治や行政に白紙委任してきたことの現実の進行に対して、どう受け止めるか、と言う問題です。
 任せて文句を言う習慣から、引き受けて責任を持つ市民に、を自らどの様に受け止め、小さな改善運動を日常的にどこまで積み上げてきたのか、その度合いに応じて、市民自身の責任と役割の自覚も変遷することになります。
 確かに政党がこの様な時代認識のないまま、市民が最も選択肢を必要としている、消費税と社会保障の改革やエネルギー問題や憲法問題など、どれをとっても国や地域や市民の生き方に関わる課題を先送りにしたため、争点の設定ができない状態であることは確かです。
東京都議選などは、自治体選挙であるにも拘わらず、一切自治の現場の課題や方向性が提起されないのですから、棄権と言う選択肢か、お任せの一票となるのかは当然のことです。
しかし、この間の全国の市長選挙で市民の責任と役割を正面から問う、候補者がいれば、「中央との太いパイプ論」を振りかざす政権与党推薦の候補者は当選出来ていないのも事実です。
 投票率も前回選挙から軒並み上昇したうえ、大差がついた選挙結果となっています。
ここから、学ぶ教訓は「自治の現場が、未来の世代にとってどの様になっていくのか。その中で主体的市民参加をどう進めていくのか」を日常的に市民自身が学び、実践し、総括し、蓄積していく様々なパターンを作り出すことに他なりません。
今回の第11回の特別講座では、医療の現場での医師不足や既得権との軋轢など、詳しく提起して頂きました。これを受けてそれでは市民はどの様に、この問題に取り組むのか、我々の課題としてさらに地域共同体の再生と結びつけて活動を展開することを求めています。
【白川 秀嗣】

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