みんなのマニフェスト2015 第一次案発表会 感想

今回の素案発表会は「マニフェスト2011」スタート時にはなかった工程で、その意味では与えられた感が一掃されて、数回にわたり開かれたそれぞれの分科会で多くの時間をかけて議論された結果、作り上げられたマニフェスト案である。したがって、各分科会とも具体的な政策への深化がみられ、一般市民への分かりやすさの配慮がなされたものとなったと確信できる。                先ず言えることは各分科会とも市民参加メンバーが増員され、より市民目線での討議が進んだことである。バッチ・非バッチのこのような空間をつくり得たことで、市民生活に密着した約束ごとが、より深く市民に浸透していくことを
期待したい。またバッチへの期待度も今まで以上に高くなってきたし、どの会派が、どの議員が何を発言し、市民のリーダーとしてどのような働きをしてくれているかが、可視化されてきたことは今後の市政運営上からも重要であろう。
それらの情報の下で行われる4月の統一地方選挙は、越谷の政治状況を見るうえでのバロメーターでもあり、まずは投票率アップを実現したい。
またそれらのトリガーの役割となる「ローカルマニフェスト2015」分科会を含む政経セミナーの活動が市政改革への導入部であり、これからの4年間が
越谷の歴史の分岐点であってほしい。
西川(西川 孝一)

出席者の参加意識は良好だが、チームの討論の意図が不明瞭でマニフェストの内容精査にいきつかなかったことが残念。事前にマニフェストを示しておくことを提案したい。
今回の特別講座の目的は、マニフェストのドラフトを市民に示し、その意見もしくは質問をうけて、マニフェストを市民の意思に沿ったものにしていくことだと考えていたが、その目的が参加者に明瞭に伝えられていたとはいえず、チームでの討論が収斂せず様々な方向から意見・感想を述べ合う場になってしまい、このマニフェストが市民のニーズにあっているのか、いないのかが判然としなかった。しかしながら、マニフェストに対する反対意見はほとんど見られなかったことから、感覚的には全体的な方向性としては合意がえらえていると感じた。
事前に、ホームページや、駅頭で案を頒布しておき、この場で意見・質問を受ける形がのぞましいのではないかと思われる。
寺島(寺島 義人)

特別講座の感想ですが、言葉でイメージして感じてもらう説明、表現の難しさを感じました。
 「地域包括ケアシステム」に関しては懇親会の席で「要介護者を中心に取り巻く人の関わりから表現してみてはいかがか。」と云ったアドバイスも頂き、参考になりました。
 グループ討議では私は1グループでしたが「新しい豊かさ」に関しての意見が主でした。
①「コンビニ受診」はいつでも医療を受けることが出来るので豊かで良いのでは。また、なぜ「コン 
  ビニ受診」が最初に書かれているのか。後、もっとラジカルに捉え、「コンビニ受診」をなくしたら 
  どう豊かになるのか等の表現をしてみてはどうか。
②マニフェストに対しての手引き(もっと判りやすく書かれたもの)を作製してみてはどうか。
③国民健康保険の未納金に対して、回収率目標を表記してみてはどうか。
④中核市になる意義(保健所が越谷市に出来ても市民に対してのメリットはあるのか等)
⑤行財政改革についても考えて行く。
上記の内容が主に出た意見です。
 最後に特別講座の呼びかけについて、いつもは前もって各駅で駅頭での呼びかけ、又、チラシの作製もありましたが、今回は急ぎ足で行われ準備時間が少なかったと思いました。
小口(小口 高寛)

 第19回特別講座は、統一地方選挙に向けたマニフェスト案の第一次発表での開催でした。
 今回の目的は、最終案を固める前の段階で市民に示しその意見を聴くというものでしたが、グループごとの討議ではそれぞれの参加者によってバラエティーに富んだ意見が出たようです。
 政治の基本は、みんなで考え、みんなで決めて、みんなで動き、みんなで責任を負うというものだと私は考えていますが、マニフェスト=約束を単に議員や組織の一部の人間でだけで決めるのではなく、しっかりと事前に説明して意見を聴く姿勢は今後一層強化していかなければならないことだと改めて認識しました。
 その上で、マニフェストを具現化させるのは議員が行動していくことはもちろんですが、市民がしっかりと意識を持って行動することも重要です。それをいかにして今後の成案作成とその発表、さらにその後の4年間の活動の中で成し遂げていくのか、そのための基盤づくりを進めていきたいと思います。
またその基盤づくりの第一歩が次回第20回の特別講座となりますので、次回はより多くの市民が参加するように事前の広報活動をしっかりとしていきたいと思います。
 細かい点として、設営に関して若干の不手際がありましたので、次回は段取りよく進めていきたいと思います。
菊地(菊地 貴光)

 今までは議員が勝手にマニフェストを提示し、私たちは誰が良いのかを人柄や政策で判断していたが、40名以上もいる市議会選挙でほんとに判断できていたのだろうか。「選や先や意味」を求めながら、無い物ねだりを続けてき結果がどうしようもない議会の誕生だった事は言うまでもない。
その様な結果を打破すべく、今回の試みが始まっている。マニフェストを事前に討議して決めていく事は一般市民にとってなじみがない。しかし、事前に運営委員による勉強会や打ち合わせも10回を超え、まちづくりにとって一番大事な物を学ぶことができた。市民にとって選んだあとのチェック機能や多数派形成が重要で、市民参加が問われる。
当日は参加者の意見もまちまちだが、4年前と違い理念(前文)が自身に浸透していたおかげでブレない回答・検討・運営ができた。最大の成果は初めて30名もの人が理念を共有する空間が作れたことだろう。この成果に甘んじることなく、更に内容も広報も積み重ねていきたい。
岡田(岡田 英夫)

 「新しい豊かさ」分科会を担当して、今回の「マニフェスト2015」は前回のものに比べて“入り口のハードルが低くなり、出口のハードルが高くなった”と思う。入り口に関しては、多くの人が新たに分科会に参加し、具体的な政策の討議が行われたこと、
また、当日のグループ会議の席で、参加者から「豊かさ」の政策項目に関して、マニフェストへの掲載順序を変えるべきではないかという改善提案が出されたが、多様な人が作成に参加して政策が討議され決定されるようになった。一方で2015の「豊かさ」においては、政策内容がより具体的になったことで、実行結果がどうなのかストレートに見えるようになった。従って個々の政策のPDCAを推進する活動が検証されることになる。日常の生活を変えていくことになるので、地元での生活実態がない私にとってはどこからどのように始めればよいのか、思い悩んでも前に進むわけではない。自分が取り組みたいと思っている地域包括ケアシステムの現状の進行を把握するところから始めるつもりである。
岡村(岡村 宣夫)

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