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埼玉政経セミナー 12.3特別講座パート2 報告
平成30年12日10日 事務局長 三輪
・日時:平成30年12月3日(金)18時30分~21時まで
・場所:市民活動支援センター A・B会議室
・講師:江藤俊昭・山梨学院大学学院教授
・コメンテーター:津曲俊明・船橋市議会議員、岡田英夫・市民活動団体フラット
・コーディネーター:白川秀嗣・越谷市議会議員
・参加者は埼玉の各地域から市議や来年の候補予定者や市民等合計20名.
□ 江藤先生の論旨 今回のテーマ【統一地方選挙を住民自治の深化に活用しよう】
● ローカルマニフェストによる討議空間の創出。
マニフェストは地域や公共空間を作っていくコミュニケーションツールであり素材である。
だからこそマニフェスト評価軸は達成度ではなく合意形成のプロセスを明確にする事が重要である事。
●地域経営を巡る争点・縮小社会への対応と市民討議。
人口減少社会に向けてという事がリアルになり 拡大要求型でなく縮小型の政策が問われる時に その決定を行財政論理(効率性重視)としてやるのか それとも議論による統治や住民自治の論理でやるのか。
●統一地方選では候補者が総合計画(自治・議会基本条例)の評価が必要。
「何々をします」から「何をどうやって削減していくか」へ。総合計画の事業の中で、
削るのか、継続するのか、凍結するのかを明確化する。総合計画を共通の土台として 地域の課題を共有し、そこから目的や方向を共有していくという風に関係性を深めていく中からしか「当事者性」とか「住民自治の涵養」を深めていく事はできない。
□ コメンテーターの意見 津曲氏からは、船橋市自体は人口が増え税収が増えていく中
で 縮小社会に向けた争点をどう提起していくか? 街頭ビラの「市民アンケート」や、総会での市民からの「千本ノック」(俺たちはこう考えているが津曲がどう考えているんだ?)のような市民参加をどう促進させていくか。岡田氏からは様々は手法を使って開催し来た市政報告会をマニフェスト検証大会という風につなげ、広域化として 今回船橋と川崎で予定している。今後の方向性として「マイナスの予算提案」から「何を守るためにあえて負担増しも選ぶのか」の踏み込んだ発言がなされた。
□ 論議 これまでの業界や自治会の要望実現からの選挙公約から、そういう制度の外側にいた人々の社会的問題意識をどう未来につなげていくか とか 自分の公約ははっきりしているがコミュニケ―ションツールとしてはこれからだ とか 縮小社会への進行を意識してない人々へ 総合計画の具体的な削減などを通じて論議していくなどの意見が出された。
□ 集約 こうした具体的な地域の困りごとや解決策の判断基準を深めていく事を市民討議で論議していくのでぜひ参加してもらいたいと呼びかけがなされた。 以上
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